ようこそ、花の庭へ。
この庭の主役たちは、ご家族がこれまで育ててこられた季節の草花たち。棚田式に石を積み、花々たちのためのステージを作った
道路から玄関へと向かうアプローチの前庭。
庭と道に一体感を持たせるために、通路ではなく庭として作った。中央の丸いテラスは門から続くレンガのアプローチと玄関へ向う階段の中間点だ
石積み花壇と形を呼応させ、園路へと繋ぐ円形テラス。
この場所から、門からの道や階段、石積花壇の道、裏庭に続く洗い出しの道、ロックガーデンの脇の砂利道と五つの道が分岐する
曲線の花壇と石張リの道を組み合わせ、棚田式に広げながら石を据えた
草取りに疲れたら腕と腰を伸ばし、そして石のベンチに座って一息入れる。天平な大きい石は花台にも、腰掛にもなる
庭に好きな飾りを置いたり、鉢花を置いたり。そんなふうに楽しんでいただけたら、作り手してとても嬉しい
ポーチへ上がる階段の左側は溶岩のロックガーデン、右側は棚田式の花壇。
たくさんあった既存の草花を活かせるよう、山野草に適したロックガーデンと、日照に耐える宿根や一年草草花を植える石積の花壇を設けた
既存のレンガや漬物石、小石などを入れた洗い出し
この庭のテーマは「音楽階段」。
音楽好きなご家族のために、階段の足元には小石でつくった音符を埋め込んだ。
庭づくりは自由。
「こうでなければ」というこだわりは捨て、雪国秋田の暮らしの中で、ご家族もここを訪れる人も楽しめる庭、この家にしかない、たった一つの庭を創ってあげたい