道と木が繋ぐ庭の楽しみ

緑に囲まれた庭のテラス
花木や果樹の緑に囲まれたテラス

初めてこの庭を訪れた時に印象的だったのは、ウッドデッキ、里山、田んぼ、そして草花。
これらの見所を押さえながら、それぞれを繋ぎ、景色を作る。
庭には多くの果樹が植えられている。木の実を収穫し、花に囲まれたテラスで取り立てを味わう贅沢。
ご家族やお友達との団らんの中、そんな楽しみを味わっていただけたら嬉しい。

木々の中を行く三和土の道。秋の庭の風景
勝手口からウッドデッキ、隣の畑へと続く道

庭の見どころを繋ぐのは道、そして木。
道があることで庭に広がりが生まれ、これから展開する庭への期待を高めてくれる。
道はデッキへ向かう主線と庭の裏手を回る副線の二つ。二つの道が合流する分岐点はテラスとなる。

自然の石を割ったような水鉢。水面に庭の景色が映り込む
自然な凹みの山石の水鉢

三和土の道と自然の石を割ったような水鉢。水面に庭の景色が映り込む
三和土たたきの小道

自然の石を割ったような水鉢。水面に庭の景色が映り込む
水鏡に庭の景色が映り込む

レンガや石臼を入れた三和土の小道
三和土の小道にはレンガや石臼を入れた

屋内と三和土の道を繋ぐミカゲの階段
屋内と三和土の道を繋ぐミカゲの階段

ミカゲの階段から三和土の小道、テラスへ向かう導線
田と里山を借景に

「庭でお茶を楽しみたい」そんな夢を実現した石畳のテラス。生垣の向こうには田んぼ、その後ろには里山が広がる。
作庭者がどんなに頑張ってもつくれないこの景色を活かし、風景を繋いだ庭。

三和土の中のレンガと小石の意匠

三和土の意匠は、レンガと小石で遊び心を出した。

小石で作った三和土の中のトンボ
三和土の中で舞う小石のトンボ

屋内から庭へ向かう、ミカゲの大判板石のアプローチ
屋内から庭へ向かう、ミカゲ板石のアプローチ

大きな自然石の明かり
石の灯り

初夏の庭

家々の目隠しとして植えた里山にも生えるヤマモミジたちが、庭と山を繋いでくれる。
ご家族が育てた実生のヤマモミジにも、ここで一役買っていただくことができる。

初夏の庭。水鉢まわりの景色
初夏の庭

初夏の庭。青々とした下草が茂る水鉢まわりの景色

初夏、青々とした下草が水鉢を彩る

雪の日の庭
雪の日の庭

雪の日の庭の山石の伝い
雪目地が美しい山石の伝い

春の日の庭の山石の伝い
伝いを地苔が覆ってゆく

そして、庭にまた春が巡る。

春の庭
陽光の中の春の庭

草木が茂る生き生きとした庭の景色

草木が生き生きと葉を伸ばす。生命力に満ち溢れた庭の風景

ご家族が庭に植えたイチゴの鮮やかな桃色の花

ご家族が庭に植えたイチゴが、足元で鮮やかな桃色の花を咲かせていた

春の庭にツツジが咲き誇る
春の庭にツツジが咲き誇る

成長した庭木が作る木陰
成長した庭木が木陰を作る

木陰になった山石の伝いを地苔が覆い、境を無くしてゆく。

のびのびと枝葉を広げる庭の高木
のびのびと枝葉を広げる庭の高木

既存のサクランボとブルーベリーに加え、テラスの近くには新たにジューンベリーを植えている。
初夏は楽しく贅沢な、収穫の時。

山石の伝いを木陰が包み込む庭
山石の伝いを木陰が包み込む

木陰からテラスに置かれ、花に囲まれた石のベンチを望む
花に囲まれた石のベンチ

テラスに置かれた椅子に腰かけながら、ブルーベリーやジューンベリーを収穫して食べる、庭の楽しみ。

自然の林の中に居るような、早春の雪の日の庭
早春の雪の日の庭

自然の林の中に佇んでいる、そんな気持ちにさせてくれるある日の風景

「道と木が繋ぐ庭の楽しみ」
作庭年度:2010年/撮影:2010年~2020年


ブログ 杜の木漏れ日

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