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「け・ぬ・き」

ここのところ、毎朝夕、二人の子供の保育園の送迎を担当。
往復の車中は、いつも5歳の娘とナゾナゾ合戦をする。

「さてそれでは今日の問題です。いつも留守にしている鳥さんは何でしょうか?」(以下「 」は娘)

えー、難しいなぁ、先生!ヒント下さい。(「難しい」と言うと得意がる)。

「しかたないですねぇ。今日は特別ですよ。ヒントはー、答えには『ス』が付きます。」

えー、「ス」かぁー。あ、わかった!先生、スズメです!

得意げに)「ブー、正解はカラスでした。」 (1回でブーかよ)

先生、どうしてカラスなんですか?

「え?・・・だって、そんな答えだから。」(意味解ってなかったんだ・笑。ちなみに正解は空巣(カラス)です・笑)。

今度は自分の番。
さてそれでは問題です。(街路樹を指差して)あれはいったい何の木でしょうか?

「え、先生、ヒント!」

第1ヒントです。上に「ケ」が付きます。

「ヒントもう一回!」

それでは第2ヒントです。下に「キ」が付きます。

「あ、わかった!『ケーキ』。」

ブー。では特別にもう一つヒントです。

「し」か「ぬ」か「や」が入ります。

「あ、わかった。『け・し・き』!」(確かに景色は良いなぁ・笑)。

ブブー!正解は、

「あ、わかった。『け・ぬ・き』!」(順番に言ってます・笑)。

ブブブー!正解は、

「あ、今度はわかった。『け・や・き』!」

正解!!難しい問題なのに、よくわかったねぇ。
ほら、ホウキを反対にした形をしてるのがケヤキの木なんだよ。

翌日もまた同じ問題を出す。
さてこのホウキを反対にしたような木はいったい・・・

「知ってるよ。昨日やったもん。
『け・ぬ・き』でしょ!」

 


 

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