三種町 作庭 2012年8月
新築住宅のリビングと玄関に面するアプローチ周辺の庭です。
飛石敷きだったアプローチをミカゲ石張りにして歩きやすく改修、玄関脇の空きスペースを前庭としてつくりました。前庭は既存のひき臼から発想、円形のひき臼を中心に、半円形の版築土塀や石積みへと円の連なりで庭が広がっていきます。
版築土塀の前後にはジューンベリーを寄せ植えし、白い外壁に緑を映えらせつつ、玄関先で実をつまめる楽しさもあります。アプローチの反対側には木製デッキがあり、その下には枕木のテラスを。昔からある大きなモミジとウメの木が木陰を落とす中、ここでバーベキューを楽しんだり野菜を洗うなど、暮らしの中で使う庭です。
使用している石材は寒風石
リビング前につくった枕木のテラス
枕木で枠を組んだラティス塀
アプローチの全景。石畳手前のレンガ敷きは、バイクの駐輪場
低い版築塀を背景に、既存のひき臼を水鏡に見立てる
苔が乗った版築塀
庭奥を切り開いてつくった小道
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ブログ・紅の葉の木陰より