HOME > 街の緑を考える > 行政への提案/講習会> 白神山地植樹&自然散策会
今年も、庭の会恒例の白神山地の植樹に参加してきました。
この植樹は、八峰町(旧八森町)を中心に活動する「NPO白神ネイチャー協会」の主催で毎年行われている事業です。「山の森を増やすことで海の森も豊かにする」という主旨の元、白神山地の純潔を守るため、毎年山から拾ってきたドングリを育て、伐採された杉林などに植樹しています。
日々の仕事から「庭づくりは自然破壊の上に成り立つ罪作りな仕事なのではないか、罪作りと感じるからこそ、作庭者は素材を大切に扱い、良い庭を作ろうと努力するが、切り取られた自然は元には戻らない。我々は、人として、作庭者として、無償の奉仕で何かしなければならないのではないか。自然への恩返し。自然への感謝の気持ちを形にしたい。」そんな思いを持っていたところ、偶然、会の活動を知ってその主旨に賛同、昨年結成した庭の会のメンバーに呼び掛けて参加したものでした。
昨年は5名の参加でしたが、今年はメンバー4名に加え、庭の会の活動を知った「宙に浮く水鉢の庭」のIさんご夫婦や、庭の会予備軍?の私の妻子も参加、総勢8名での参加となりました 。(2才の次女は、この日の最年少)
台風の影響で天気が心配されましたが、小雨決行、(木のためには)小雨結構、ということで、雨の中を予定通り決行。開会式まで降り続いた雨でしたが、植樹会場に着いた途端に晴れ上がりました。白神の山の神様と、準備に難儀された協会の皆様に、あらためて感謝申し上げます。
以下、当日の植樹と散策のレポートは、福岡和長君にバトンタッチ。
今年もやってきました植樹会。苗木は、ブナ、ミズナラ。各自3本の割り当てです。
今年の植栽場所は昨年の隣接地
スタッフから植栽方法の説明を受けています
中野君は慣れた手つき。2回目だから?
親子での植樹
メッセージを書いて・・・
何を思う?
あれ?何本目ですか?
記念撮影。カメラマンはいません・・・
去年植えた苗木に再会!
午後からは、留山(とめやま)散策。江戸時代、周辺の木を伐採したところ、水が濁ったので伐採を止(と)めた事からこの名が付いたとのこと。
ガイドの説明を聞きながらの散策
つくばねを発見!はじめて見た!
朽ちてゆく木々たち
腐葉土。市販の物とは全然違う
森の住人(熊)の爪痕
推定樹齢350年ブナの樹皮に刻まれる菊池某・・・
トチバニンジン
今回植えた苗木は、3〜4年木でとても弱々しく、風が吹き、雪が積もるこの急斜面で無事に育っていけるのか非常に不安でした。しかし、昨年植えた苗木がたくましく育っている姿を見るとそんな不安は無くなりました。
来年以降も参加して、植えた木々の成長を確認し、また会長が挨拶で言っていた、この森の100年後の姿。みて見たいと思いました。