「山の木を植えた山荘の庭」

 

 山の木を植えた山荘の庭

山本郡三種町 作庭 2012年11月

 

敷地の段差を活かし、里山の風情を表した山荘の庭です。庭の中央部を高低差1mの法面が横断、空いていた下側の敷地を上部の芝庭に合わせて造園していきました。

駐車場から芝庭までを山道風の石畳で繋ぎ、勾配の強い法面を登りやすくするために盛土を行っています。人工的だった法面を穏やかな起伏に変え、根曲りの山の木を植えることで、庭に里山の雰囲気を持たせています。

山道の分岐点には既存のバラを移植してバラ園のコーナーをつくり、バラのパーゴラを潜って畑に出られるようにしました。庭と畑の境には既存の枕木を利用したベンチを設けていますが、庭仕事や畑仕事の合間に一息付けるよう、リバーシブルにしています。

住居周辺の雨水は芝庭にたまりやすかったこともあり、土留めの石組みの間を通して下の庭へと排水、雨の日には沢水のような流れを楽しめます。庭の中の段差や庭の排水等、制約と思われることを逆利用し、庭の面白さへと変えていきました。

木々が大きくなり、庭と周囲の里山が同化していけば、ここは森の中の山荘となることでしょう。季節の花々と木々の成長が楽しみな庭です。

 

 

作庭前・1

作庭前

作庭前・2

作庭前

 

 

作庭中

作庭中

 

 

 

 

完成

完成

 

 

 

バラのパーゴラとリバーシブルのベンチ

バラのパーゴラとリバーシブルのベンチ

 

 

バラのパーゴラとリバーシブルのベンチ

リバーシブルのベンチは既存の枕木を利用、自然石と組み合わせた

 

 

バラのパーゴラとリバーシブルのベンチ

 

 

バラのパーゴラとリバーシブルのベンチ

 

 

 

源流

源流、流れの始まり

 

 

小滝

小滝

 

 

野筋

小滝からの水は石畳の下から浸み出るように湧き、緩やかに赤土の上を流れていく

 

 

雪国の山の木

雪国の山の木は雪圧で根元が曲がり、日の光を求めて上方や前方へと枝を伸ばしてゆく

 

 

山道の脇の野筋

山道の脇の野筋は雨の日だけに現れる

 

 

流れ

浅い水面に山の木の枝が映り込む

 

 

小砂利

小砂利も組んだ石と同じもの

 

 

雪解けの日の庭

ある雪解けの日の庭

 

 

山の雪解け

山の雪解けを思わせる

 

 

雪から顔を出した延段

雪から顔を出した延段

 

 

 

ブログ・紅の葉の木陰より 

「山の木を植えた野筋のある庭」

 

→作庭集

 

Page top