作庭 2011年05月
奥行き1m、幅4mほどの所に設けた土塀です。長持ちが利き、土地の地味を感じられるものとして土塀を提案しました。自社畑の赤土に藁スサを混ぜ、柱には曲がりのある栗のナグリ丸太を使用しています。
このような空間には竹垣が多用されますが、竹は当地には自生しません。土地の素材だけでつくる垣根として、注目して行きたいやり方です。
作庭前
完成
自社の畑の栗を切り出し、チョウナで仕上げた柱
腰石積みの隙間から顔を出したシダ
土塀の基礎となる男鹿寒風石の腰積み
土塀はひび割れも景色になる
苔むした石を使い、真新しさを感じさせないよう配慮
土塀の作製過程 石積材料を探し、ワラを刻み、赤土と混ぜてス足で踏み、土を塗り付ける。
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ブログ・紅の葉の木陰より