「野鳥を呼ぶ山の木の庭」

 

野鳥を呼ぶ山の木の庭

秋田市O様邸   2008年6月

 

街中にある、山の木と野草だけを植えた庭。

「野鳥が訪れるような庭を」とのお話に、ご自宅周辺の里山を調査、その地に自生する木と草を植えて、山と街を繋ぐことを考えた。山の植生に近づけ、山の中と見まがうような雰囲気をつくることで野鳥を呼び込む。

植えたのは、コナラ、ヤマモミジ、カエデ、ウメモドキ、マンサク、アオハダ、アオダモ、クロモジ。下草には、フキ、ミズ、シダ、ユキザサ、ヘビイチゴなど。木も草もみな、どこの山でも見かけるものばかりだが、同じ秋田でも、土地によって生えている木が少しずつ違う。

鳥には市町村の区分は関係ないが、一番近い山の様子を表そうと思った。限りなく山に近づけたかったから、「庭」を意識させるものはあえて避けた。庭を意識させない庭、人の気配を消し、作庭者の技術を隠す。それでいて、人の暮らしとともにあり、人と生き物が共生できる庭。そんな庭を目指した。

「ちょっとそこまで出かけてくる」、そんな感覚で、野鳥たちが木の実を食べにきてくれたら嬉しい。

 

峠道

峠道

 

 

鳥海石を一つ置いただけの木漏れ日のベンチ

鳥海石を一つ置いただけの木漏れ日のベンチ

 

 

マンサク、アオハダ、アオダモ、クロモジ

マンサク、アオハダ、アオダモ、クロモジ

 

 

赤土をたたいた小沼

赤土をたたいた小沼

 

 

苔の中から突然現れる水

苔の中から突然現れる水

 

 

小流れ

小流れ

 

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林立する山の木の幹

林立する山の木の幹

 

 

エゴの木

3年目にして花が咲いたエゴノ木

 

 

版築工法の花壇

県内産の数種類の土を、版築工法で突き固めてつくった花壇

 

 

石で畳んだ山道

県内産の石で畳んだ山道

 

 

土地の自生樹と下草だけのコーナー

土地の自生樹と下草だけのコーナー

 

 

砂利道に苔が侵入

作庭後2年で、砂利道に苔が侵入。ランダムな道になってきた

 

 

風で運ばれた種が芽を出した

風で運ばれた種が幹に当たり、下から芽を出したようなたたずまい

 

 

苔蒸した石

石も苔蒸し,庭の馴染んできた

 

 

砂利道と同じ素材の石で畳んだ山道

砂利道と同じ素材の石で畳んだ山道

 

 

 

ブログ・紅の葉の木陰より

「野鳥の来る庭」 

「エゴの花」 

 

→作庭集

 

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