蹲踞は、茶室に入る前に使う、心身を清めるための施設です。茶室と共に、亭主の茶道観や流派の作法に従って組みます。
その品格ある美しさは、露地ではない和風の庭にも取り入れられるようになりましたが、使わない飾りの蹲踞は是か非か、賛否の分かれるところです。
美しい食器も使ってこそと言います。出来れば、茶事を行う、席入りの出来る庭に作ってあげたいと思っています。
向鉢式の蹲踞
裏千家組み蹲踞。水鉢は山形県産の原石に水穴を開けました
鳥海石水鉢の蹲踞
裏千家組み。飾りだった水鉢を、茶事に使える蹲踞として蘇らせました
野点の蹲踞
裏千家組み。青い火鉢を転用した水鉢と、海のゴロタは地産のゼオライトのかけら
中鉢式の蹲踞
裏千家組み。役石は、既存の後石に合わせた鳥海石。水鉢も県内産の原石に自社加工で穴を開けたもの
川石の蹲踞
裏千家組み。水鉢、役石とも県内産の川石
水琴窟のある蹲踞
表千家組み。蹲踞は枯れ流れの中にあり、水鉢は自社で穴を開けています。
スイスの露地の蹲踞
土地の材料で再現できるよう、プランを実作しました。
露結形水鉢の蹲踞
ある雪の日の風情ある蹲踞
知足の水鉢の蹲踞
表千家組の蹲踞。水鉢は水京都・竜安寺「知足の水鉢」の写し
スクエア（四角形）でデザインした蹲踞
裏千家組み。役石を一部省略して主庭に組んだ稽古用の蹲踞。銭形水鉢は竜安寺『知足』の写しです
鉄鉢型水鉢の蹲踞
裏千家組み。水鉢は鉄鉢型。役石は鳥海石
鳥海石水鉢の蹲踞
表千家組み。水鉢は鳥海石。役石は既存のものを再利用
